第4回目のお話 散歩の効用


 体調管理の目的で始めた散歩。いつのまにか私の日課になっている。往復でも30分ていどの短い距離を歩くのだけど、この散歩がもたらすよいことについてお話ししたい。

もちろん冷え切って硬くなっていた体がぽかぽかしてきて、足腰に適度に刺激がいくから体が軽
くなる。これはよいことだ。


だがその他にもう一つ私が見つけたのは「共感」というよいこと。

道中出会うさまざまなものたちとの共感。

たとえば風に揺らぐ葉っぱたち、木々の間をさえずりながら飛ぶ小鳥たち、そして大空に浮かぶ雲たち。私はそれらがいる世界に溶け込んでひっそり仲間に加わっている。

どうして仲間になれるのかと考えたら、それらが一斉に向いている方向と祈りを捧げている対象とが私と同じであるからだ。

だから「共感」する。


 散歩の直前、私の心に隙間があってそれは恐らく誰にも埋められなくて、わたしは寂しかった。
でも30分の散歩の後では私の心はすっかり満たされて寂しさは退散しているのだ。
これが散歩のとっておきの「効用」といえる。

 散歩コースの春夏秋冬 

☆春 桜が満開

☆☆☆ 

☆夏 南国の木みたい?
 
☆☆☆
 
☆秋 穂と花たち


☆☆☆
 
☆冬 遠くに見えるのは〇○山?

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