ウイルス学者山内一也氏のお話から
「…生命の一年歴というものがあります。これは地球が46億年前にできて、そこから現代までを一年に例えると、ウイルスが出現したのは5月の始めです。人間が出現したのが12月31日の最後の数秒だった。ほんのひととき。ウイルスにとっては取るに足りない存在だと思うのです。 コロナウイルスに例えて言えば、コウモリという宿主でずっと一万年前からいる。(ウイルスが)人間の方に来なければいいだけですが、来るように仕向けているのが人間社会なのですね。ウイルス対人類と考えてもいいですが、ただ敵というか、勝つとか負けるとかいう相手ではありません。…」(山内一也氏のお話からの引用) 非常に興味深い内容だった。愚かで脆弱な人間としてこの世に今生きている私達は、この世に起こるあらゆることをできる限りあるがままに見つめることが肝要なのだと私は思う。 畏怖と驚嘆の念を持って。